2009年3月22日日曜日

ボビー・ジョーンズのひと言

球聖ボビー・ジョーンズが書いた本には、その時代のゴルフスイングの技術面に関することはもちろん、精神面のことも書いてある。

ゴルフの神髄という本には、「気持ちの持ち方」という章に、以下のような記述がある。

「天候などのコンディションがよい時にのみゴルフを楽しんでいる人は、ちょっと風があったり、雨が一滴、二滴落ちてきただけで、パニックに陥り、持ち前の実力を発揮できなくなってしまう。時には、落胆の域を超えて不満の域に達し、変えることができない状況に対して文句を言うようになる。」

雨のときは、グリーンでボールが止まりやすくなるので、乾いているときよりも、アプローチやパットがやさしくなることもある。上がってみたら、「意外とスコアがくずれなかったな」とうラウンドを心がけたい。

参考図書:ゴルフの神髄

2009年3月11日水曜日

ひどいラウンドの楽しみ方

いざ、意気込んでゴルフ場に繰り出しても、うまくいかない日もある。

禅ゴルフ―メンタル・ゲームをマスターする法という本に、そんな日の楽しみ方が書いてあった。

「ラウンドの最後のほうまで悪戦苦闘が続き、ついに、『ああ、もう諦めた。ボールは打つだけ打っておくことにしよう』などと口走ることがある。驚いたことに、そう言ったとたんにナイスショットが出始める。理由は、本当に諦めてはいないからである。ただ、ムキになるのをやめただけのことだ。」

こんな状況を、私も経験したことがある。朝から、スコアにこだわる自分がいると、ミスショットしたときのショックが、後々まで尾を引いてしまう。

それまでのミスショットに引きずられずに、今、目の前にあるボールを、いかに打つべきか、に集中できたとき、ナイスショットが出るものだ。

集中することと、ムキになることは、情熱の度合いは同じようなものかもしれないが、考え方の方向が、正反対のようだ。

いつでも、今打つべきボールに集中したいものだ。

2009年3月4日水曜日

100切りするための一つの考え方

ゴルフで、スコア100を切る(99以下で回る)ことは、ゴルフを始めた人は、一度は目標にするところだ。私が100切りできたのは、初めてコースでラウンドしてから、2年くらいかかったと記憶している。

101とか、102とかのスコアが出てくると、「次こそは」と意気込んでしまうが、110台に戻ってしまうことが何度もあった。

100を切るためには、ショットとパットの精度をあげることも大切だし、OBを打たないように、ドライバーの使用を控えたり、とことんバンカーを避けたりといった作戦をたてることも重要だ。

もう一つ、100切り、すなわち99というスコアについてちょっと考えてみると、 パーが72の場合、ボギー9個とダブルボギー9個で、99。 パーもたまにとれる、という力量があれば、とりあえず、「全ホールでボギーを目標にする」と、気が楽になる。

ボギーでいいと思えば、うまく行けばパー、失敗したらダブルボギーというペースになり、「なにがなんでもグリーン狙い」という呪縛から解放される。 しかも、結果として平均ボギーで回れれば、90ちょうどだ。

なんとかパーをとろうとすると、どんな状況であっても、グリーンに向かって打とうとして、どんどん打ちにくいところにボールが行ってしまい、ますますグリーンを狙いにくくなり大叩きしてしまう、ということがある。

ボギーでよしと割り切り、いつも90台で回れるようになると、スイングも力まずに振るくせがついて、いつのまにか90を切れるようにもなるだろう。

でもまあ、欲というのはおそろしいもので、ベストスコア更新がかかった最終ホールなどは、大叩きしてしまうものだ。